ライターは文章を書くときに何を考えているのか?

更新日: 2021/06/14

読み手を想定する


文章を書く事前準備にあたります。誰が読むのかを想定することで、語り方や届けるべき情報が自ずと定まってきます。例えばこの記事は、文章を書くハウツー本を読んでもしっくりこない方を想定して書いています。ちまたのハウツー本には文章を書くノウハウが書かれています。しかし書いている最中の頭の中身、意識の動きまでは書かれていないことが多いです。

なぜかというと、(これは推測ですが)意識の動きをトレースしながら文章を書いていないからです。意識の動きをトレースしないのは、そもそもそういう発想がないか、必要性を感じていないため。私の場合は意識の動きをトレースすることが情報編集の基礎訓練になるので、なるべくトレースするようにしています。

その結果として読み手を想定する精度が高まることもあるでしょう。文章を読んだ人の考えを、想像することにも応用が効くからです。

ここまでは、読み手の想定は文章を書く事前準備であること、ちまたのハウツー本には頭の中身までは書かれていないこと、それは意識の動きをトレースしていないから(という予測)、この3点を軸に言葉を連ねました。

それくらいは知っているよと思うか、たしかに!と納得するか、難しくてよくわからないと感じるか。だいたいこのような反応が想像できます。これぐらいの想像は出来て当たり前だろうと思う方もいるでしょう。

だれが読むのかを考えるだけでもこれくらいの文章が書けます(続きはまた後日更新いたします